●コラム●

掲載日

2001/10/3

タイトル

カキとコケラ

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 漢字には実に紛らわしい字が多い。カキとコケラもそうだ。

 カキ=、コケラ=、画面上で見分けがつくだろうか。

 もしつくとしたらそれは錯覚でしょう。というのは、フォント上では包摂基準の関係でか同じ文字であるかのように表示されているからです。しかし、実際には書き順からして異なる。右の図のように鍋蓋にあたる部分が離れているのがカキで、付いているがコケラである。コケラの意味は木屑であるから大違い。

 しかし、実生活においてコケラという言葉自体まず使われないのでその違いを意識している人は少ない。

 

掲載日

2001/7/5

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GT書体の異体字

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 GT書体は、その文字数から想像出来る様に異体字を多く収容されています。ちょっと例として適切ではないかもしれませんが、「殺」という字だけでも25文字も収録されているのです。今までの無かったという名前等もきっとあるのではないでしょうか。是非、探索してみて下さい。

 

掲載日

2001/6/27

タイトル

GT書体の部首

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 GT書体の部首は、康熙字典(こうきじてん)がベースなっている

 康熙字典と言えば今から200年以上も昔の中国で作成された字書(字だけが掲載されている書物)のようなものである。権威ある字書として認知されている。

康熙字典(こうきじてん)とは?・・・

 中国の最も権威ある画引き字書とされた字書である。収容数四万七千余字あり康熙五十五年、1716年に発刊された。

 

掲載日

2001/6/19

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GT書体はエレメントもコード化されている

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 GT書体では、エレメントを辺や旁などの部首を含め、分解した部品と定義している。そして、これらエレメントにまでコード化されている。今まで部首がコード化される例はあったかもしれない。しかし、エレメントまで特定の規定にそって明確にコード化されたことは恐らくないだろう。コード化されたエレメントは、TrueType化されデータベースとリンクされている。当ホームページではエレメントも公開しており、ダウンロード可能である。「フォント-その他」GT2000K1.ttfとGT2000K2.ttfがこれにあたる。

エレメントとは?・・・

 この場合のエレメントは、element=(構成)要素、成分のこと。

 

掲載日

2001/6/6

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GT書体出典元の話1.

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 本プロジェクトは東京大学文学部のプロジェクトが前身となっている。GT書体はその使命から相当数の漢字が必要となった。その為、あらゆる情報ソースから収集したのだが、非民間企業が主体となっているプロジェクトの為、各企業や関係機関にしかない文字も特別に収集することが可能となった。今までのフォント業界の壁はまさにここだと言ってもいい。GT書体にしてはじめてブレイクスルーとなった。こうして、あらゆる文字を収集した後、それらを比較照合させ、第一次選定分の文字セットとしてフォント制作を行った。

 

掲載日

2001/5/31

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GT書体の包摂基準

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 特定の基準を設けて、例えば大雑把だがAも+Aも-AもAとしてしまうこと。GT書体はなるべく多くの認知されている文字を組み込む為、包摂基準をJISより厳密に別けている。図のように、@もAもJISの包摂基準では=@とされているが、GTでは区別している。現在、そこには意味があったのだが収録文字数の関係や・簡略化され今のような字形になった。しかし、住民表なども電子化される中で、急速にデジタル化が進むなかでGTのような書体のニーズは今後も高いだろう。

包摂とは?・・・

 ある概念が、より一般的に包括される従属関係を言う。例えば、明朝体、ゴシック体も大きな枠組みでは書体であるというようなこと。

 

掲載日

2001/5/23

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GT書体はあえて明朝の特徴を排している。

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 GT書体は、開発当初明朝の結体(けったい)を基礎としていました。しかし、調査範囲が拡大し文字数が増えるに従い明朝の結体ではどうしても壁が出来てきます。GT書体は、正確でなければいけません。しかし、反面可能な限り明確で汎用性を持ち合わせなければいけないのです。相反するテーマを長年追求した結果といえます。その為、明朝の特徴を排し今の結体に完成しました。例えば、書き順による結体差です。右の図のように明朝の特徴的結体では「ム」は3画に見えます。「ム」は2画なので、そう見えるように形づくられています。

類例>>

 

掲載日

2001/5/19

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肉の月と空の月・No1

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 現代漢字の多くは簡略化され使われております。その結果、本来漢字はそれぞれ意味を持ち納得のいくものなのに、中には何故というのも少なくありません。肉の月はその一例です。

 身体に関する漢字の多くに「月」が入っています。背中・胸・心臓など。何故月なのでしょうか?まあ、何故かはこの場では言及しませんが身体に関する「月」は昔「肉」と書かれていたようです。

 例えば、「臓」というのは、人の体内諸器官の総称とあります。「肉+蔵」=肉の内にしまい込まれているという意味で筋が通っています。これが、簡易表記化され、今の形となったのです。